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探偵の選び方 〜基礎編〜

「探偵に依頼するなんて夢にも思わなかった」と話す依頼者は少なくありません。一生に一度も関わらない人だっているでしょう。

そして依頼者達がよく語るのは、未知であるがゆえに”探偵の探し方”が全く判らず苦労したという話。

検索すれば無数に現れる探偵社の一覧。それぞれにアクセスしてみるも、結局のところ何が良いのか判らない。

ただでさえ大変な環境にいるというのに、探偵探しにはかなりの労力を必要とするのだから、疲労困憊まっしぐらでしょう。

そこで、探偵の正しい選び方をご紹介することにしました。内部からの目線だからこその話も含め、堂々と暴露していきます。

①届出があるか否か

基本中の基本なのですが、初めて探すとなれば知らない人もいるはずなので、今回は全て”最低限チェックすべきところ”に触れます。

ひと昔前までは、誰でも「私は探偵です」と名乗ることができました。飲食店や雑貨屋を始めるように、開業するだけで探偵になれたのです。

しかし、悪質な調査やプライバシー侵害、違法行為が深刻化してしまい、2007年より公安委員会へ届出をしなければ開業できなくなりました。

つまり「公安委員会届出番号」というものを掲げていない探偵社は、この手続きを行っていない”非正規の探偵”なので要注意。

届出あり=優秀?

公安委員会という強烈なネーミングが「すごいところ」というイメージを感じさせるでしょう。

犯罪の経歴があったり、破産手続きをした人、営業停止処分を受けたことがある人、精神疾患者などはやはり届出は出せません。

しかし裏を返せば、こういったNG要素が無い人なら誰でも受理してもらえる可能性があるのです。

つまり探偵経験がゼロの人でも、経歴に黒いところが無いのなら、正規に探偵社を開業することが可能。

ということは、例え公安委員会に届出を出していようとも、ど素人探偵もいれば敏腕探偵もいるということ。番号があるから、みんな”腕がいい”わけではありません。

名古屋のビル

腕と経営力は別。

腕の良い伝統工芸の職人さんでも、経営のやり方が上手ではない。人付き合いが不器用。などの例なら解りやすいかもしれません。

調査のうまい人。腕のある探偵。これと、経営力や営業力は全くの別問題。すごく優秀な調査員なのに、経営はてんでダメなんて人は山ほどいます。

反対に、調査の腕は最悪だけど口がうまく、お客さんを転がすのを得意とする相談員や、調査は全くできないけど敏腕な経営者もいます。

会社が大きいかどうかや、話し方が上手な相談員だから、調査も信用できるのか?といえば、全く関係ありません。

②標識を確認する。

①の探偵業届出番号の確認と似ていますが、少し違います。

2024年3月までは番号と内容を記載した”届出証明書”が各探偵社に発行されており、それを相談者の目につく位置へ掲示する決まりでした。

ところが同年4月からは、同じ内容の”標識”を自社で制作、掲示し、さらにウェブサイト(HP)にも掲載する決まりへ変更。

この内容をきちんと把握しているか否かも、意外と重要な見分け方でしょう。

公安委員会の”立ち入り検査”を定期的にきちんと受けている会社なら、これらルール変更について知っていますし、無視することはできないためです。

③契約書が雑かどうか。

探偵の契約書は、正直言ってかなり面倒です。公安委員会からの指示もあり、事細かに記載した「重要事項説明書」から「誓約書」まで、記載捺印してもらうべき書類が多いから仕方ありません。

依頼者から「まだあるの?」と嫌がられることも多く、面倒さと合わせて探偵社にとっては二重苦な一面でもあります。

これをサッパリさせてしまおう!と考える探偵もいるそうですが、それは当然ルール違反。

規則を破ったことが悪いというだけではなく、契約書が雑だと後々トラブルに発展しかねないから、良くないんです。

なんのための契約書か?

契約書とは、会社と依頼者、双方に不利益が生じないように、またはトラブルがあってもスムーズに解決するためのツール。

例えば、口約束の調査で「言った!」「言ってない!」の問題があれば解決するのは難しいもの。

しかし会社が書面に書いて、「理解しました」と依頼者が捺印すれば、そんなトラブルは起きません。

金額に相違ないか、調査日や時間は書いてあるか。探偵側のミスの時はどうなるのか、情報はどう扱うのか。キャンセルの時は?報告はどんなもの?

取り決めておくべきことは山ほどあるのですから、面倒で当然なのです。簡素化してしまったら、いざという時に困るのがよくわかる話でしょう。

④相見積もりを集める。

これまた常識かもしれませんが、1社だけでなく数カ所の探偵に相談し、見積もってもらうことは重要です。

いくつか回ってみれば、極端に高いところや、経費が曖昧なところなど様々な違いが出てきます。

基本調査料が安くても、車両や経費などが別料金でかかり、結果的に高額なパターンも少なくありません。

見積もり額が一番安かったはずなのに、いざ調査してみたら請求額は2倍3倍で、他社より高額だった…というパターンは大抵これです。

ちなみにアイビー探偵はこれを嫌って「経費込み」の価格で統一しております。

⑤報告書はどんなものか

調査後の報告書は作ってもらえるのか?あるのだとしたら、その金額は?どんな書式のものなのか?

基本的に作らない探偵はいないはずですが、当然あるものと思ってたら「報告書が貰えなかった」という話はわりと頻繁に聞きます。

そして”有る”としても、出来事をざっくり報告してくれるものなのか、あるいは裁判で使用できるものなのかは会社によりけり。

離婚裁判を視野に入れての浮気調査などでは、裁判で使える報告書でなければ意味がありませんから、必ず確認しておくべきところです。

次回は「こんな探偵はやめとけ!」

今回の基礎編は、最低限知っておくべき内容を紹介させて頂きました。

次回は他社からクレームがあっても不思議ではない突っ込んだ内容となりますし、当然これを語る探偵はほとんどいません。

裏を返せば、きっと「バレたくない」のでしょうけど、それは真面目に取り組んできたアイビー探偵には関係ないので、問答無用で暴露します。笑

 

 

 

次回更新日:7月17日

 

 

 

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