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盗撮カメラの探し方
年々増加していた盗聴器問題。販売台数の10分の1以下しか取り外しが行われていないことから、年々とんでもない数の被害が広がっていると言われています。
とはいえ、自分が盗聴されていると気付くこともないまま生活している人が大多数のため、この知識は大して知られていません。
そして、数年前から盗聴器以上に被害を拡大させ続けているのが「盗撮」です。
これはネットで簡単に”小型カメラ”が買えてしまうという時代背景が絡んでいますから、当然の流れでしょう。

取り締まりはできない?
よく「小型カメラなんて普通は使わないんだから、取り締まればいい」といった意見を耳にします。
たしかに、我々のような職業でもない限り、小型カメラを必要とする場面ってどんな環境なの?と思わないわけではありません。
基本的にはメーカー側も「防犯用」として販売しており、正しい用途としてはまさしく防衛活用となるので、カメラそのものに規制をかけるのは微妙。
要するに”使い手のモラル次第ですよね?”というところです。
銃器大国のアメリカでも「拳銃に規制を!」と似たような話が昔から論じられてきましたが、やはり悪いのは銃ではなく、使い手次第。
どちらも正しく使えば、自己防衛用としては心強い存在なのは間違いありません。

アイビーの防犯イベント。
そうは言っても、便利な道具を悪用する人が後を経たないのが人類。
物を規制すれば、それもまた弊害になる。となれば、悪用から身を守る手段を講じる他ありません。
そこで、今回は小型カメラなどの盗撮に対する防犯記事を作りました。
あちこちで開催して頂いている防犯イベントでお話することもありますが、その一部に触れていきます。

発見器は使えるの?
昔から盗聴器発見器や盗撮カメラ探知機などの類が山ほど売られていますが、これが使えるのか?という点から見ていきましょう。
結論から言うと「使えない」というのが本当のところ。正直な気持ちをストレートに表現するのなら「ゴミ」です。
“探したよ”という体裁を整えて人を安心させたい場面などで活用するのなら良いと思いますが、本当に探したいのなら役に立ちません。
誤解を避けるためにハッキリ言いますが「数千円程度のものはゴミ」という意味で、数十万円以上などの本格的なものなら、探すことはできます。
※写真は盗聴器検査機。

気になるホテル内の盗撮。
ホテル、特に”ラブホテル”なんかでは、盗撮カメラの存在が気になるところだと思います。
また、女子更衣室や女子トイレなんかも警戒対象と考えておいて良いでしょう。
ショッピングモールに行くとトイレの前だけやたら小型カメラの反応があるので、きっとそういうことなのだと思います。
もちろんモール内の店舗に”防犯カメラとして仕掛けられているもの”に反応している可能性も充分に考えられますから、絶対ではありません。

マジックミラーの見分け方
鏡が実はマジックミラーになっていて、裏側にカメラがある…なんて盗撮方法はきっとスタンダードな類でしょう。
しかし、多くの人は「マジックミラーか普通の鏡か判らない」ものだと思います。
実は特別な道具が無くてもマジックミラーかどうかを見破れるので、これを知識としてインプットしておけば、セルフチェックできるようになるでしょう。
では、お教えしましょう…鏡に向けて人差し指を向け「お前は誰だ?」と唱えてみてください。それを繰り返すと…!!!

隙間があるか否か。
鏡に自問したり顔を見続けると精神が崩壊する…なんて話がありますが、あれは嘘で、ただゲシュタルト崩壊が起きるだけ。安心して試してみてください。笑
話を戻して、鏡に人差し指を当てると、実際の指と鏡の中の指の間には”隙間”があるはずです。ところが、指と指が直接触れているような”隙間がない”場合、それはマジックミラーの可能性大。
もしもホテルや公共のトイレなのだとしたら、通報しても良いレベルの危険度。チェックインしたら、まずは部屋の鏡全てに人差し指を当ててみましょう。
写真だと”指では伝わりにくかった”ので、アイビー探偵のワニさんステッカーを鏡に当てましたが、肉眼では人差し指でOKですので試してみてください。

盗撮カメラを探す道具。
続いて、盗撮カメラの探し方についてお話します。これまた現代では特別な道具は必要ありません。
実は誰もが持っている”スマホ”の通常機能を利用して捜索することができてしまいます。
1つは「スマホのカメラ機能」を使い、もう1つは「スマホのカメラ+LEDライト」を使います。
基本的にスマホのカメラは赤外線を感知できるものばかりなので、盗撮カメラから発せられる赤外線が映り込み、発見することが可能なのです。

テスト及び、手順とやり方。
まず、部屋の照明を落として暗くします。そこでスマホカメラを起動し、テレビリモコンの赤外線光源(リモコン先端)を画面内に捉えてください。
リモコンを適当に操作すると、肉眼では見えない光がチラチラと画面内で見えるかと思います。
これが見えれば、あなたのスマホでは”赤外線が確認できる”ため、その仕組みを利用して「暗い部屋で画面越しに細かく見回す」だけ。
もしも小型カメラなどがあれば、そこから発せられる赤外線をスマホ画面で確認できます。暗がりで画面越しに怪しいものが見つかれば、照明を付けてから肉眼で調べてください。

+スマホのLEDライト。
スマホのLEDライトは、暗闇でレンズの反射を探りたい時に活躍します。
もちろん普通のLEDライトを使用しても良いのですが、光が強すぎても反射しませんし、程よく照らしたいと考えた時まさにピッタリなんです。
しかも、スマホのカメラを起動して画面を見ながら探すわけですから、わざわざ他のライトを使う意味なんてありません。
この方法はライト無しでも見つからない時に、2週目の捜索で使うとダブルチェックにもなって良いでしょう。

Night Vision Goggle
NV(ナイトビジョン)のような高価な道具があれば、これを使って効率良く探すことが可能ですが、一家に一台の道具…なわけがありませんね。笑
これは真っ暗な場所でも視界を確保することができるゴーグル。暗闇で緑色の視界越しに潜入する…といったシーンを映画などで観たことがあると思いますが、アレです。
肉眼では見えない赤外線を照射し、裸眼では何も変化はないものの、ゴーグル越しではしっかりと照らされる…という仕組み。
つまり”赤外線を捉えることができるゴーグル”なので、暗所の視界確保の他、隠しカメラなどを探すために活用することも可能。
※光増幅型(パッシブ式)のNVではこういった使用はできません。赤外線照射型(アクティブ式)のみ、カメラ探知に活用可。

コツは”目星をつける”こと。
やみくもに部屋中を探し回るのは時間もかかるし、労力もなかなかのもの。大変なだけで非効率なので、コツは「ここが怪しいな」と目星を付けて、ポイント毎に確認していくこと。
「何を撮りたいか?」によって画角は変わりますから、それも考慮すると良いでしょう。
例えば”住人の生活を覗き見る”のが目的なら、部屋全体が写る画角に設置するはず。女性の着替えを盗撮する目的なら、着替えるであろう場所や体が映り込むであろう画角でしょう。
このように”目的毎の目星”も、怪しい場所を絞る上では重要になってきます。

技術は簡単には身につかない。
探偵の調査も同じですが、盗聴器、盗撮カメラの捜索なども「一見すると誰にでもできる」ように思うでしょう。
しかし、細部にわたる知識やノウハウ、工夫などは、専門職ならではの”経験値”があってこそです。
解りやすい例であれば、車をバラバラにして組み立てる…のも、全く同じことが言えます。
やってること自体は難しくないし真似できそうですが、やはりプロならではの知識やノウハウがあってこその場面も多々あるのが現実。
探偵も専門的な技術職ですから、やっぱり”誰でも簡単に真似られる”わけではありません。知識を必死に詰め込んでも限界があります。
本当に不安な時は、まずはプロに相談してみましょう。
次回更新日:10月2日
【アイビー探偵】
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