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おバカな高学歴
ストレートすぎて穏やかではないタイトルですが、高学歴の人がバカであると言っているわけではありません。
大前提として「頭がいい」と「勉強ができる」は全くの別であることは、周知されていることでしょう。
頭が良くても勉強は苦手という人もいれば、高学歴でも頭は悪いという人もいます。そんなものは社会に出れば五万と見るので、今更かもしれません。
探偵は人の裏側を見つつ、表側ではどのように生活しているのかを毎日のように目にしています。
だからこそ尚更、表と裏の違いを目の当たりにしますし、頭が良いと称される人達のおバカな行動をたくさん目撃してきました。

頭が良いとは?
一言に頭が良いと言っても、ニュアンスによる解釈が多いので、やはり”勉強ができる人”を指すこともあります。
また、知識が多い人や記憶力に優れている人も判りやすいので、そう言われることが多いことでしょう。医者や弁護士を見ると、多くの人が無条件でそう思ってしまうのが証拠です。
おそらく定義はありませんが、それでもあえて言葉にするのであれば、「判断力」や「思考力」など総合的に優れた人が「頭のいい人」ではないでしょうか。
知識量が多くても、学歴があっても、本質を見抜けない人では頭が良いとは言えません。
それらの判りやすい”学”が無くても、知識と経験をフルに活用、応用し、正しい選択ができるのだとしたら頭が良い人と言えるでしょう。

例えば”説明が上手な人”。
たとえ知識豊富な人でも、物事を説明する時に相手に伝えられなければ意味がありません。
専門用語を羅列したり、難しい言葉ばかり使って、よく解らない説明を繰り広げている人が良い例です。インプットしたものを単にアウトプットしているだけなのでしょう。
しかし、誰もが体験したことのある内容に例えてみたり、簡単な単語に置き換えたり、伝わりやすく説明できる人は頭が良いのではないでしょうか。
どのように話せば相手に伝わるのかを考慮しながら、的確な言葉選びで伝えるのは簡単ではありません。
ブログを作成したり、調査の説明をしたりする立場もあって、私もそうなりたいと常々努力していますが、やはり難しいと痛感しています。

例①ハイスペックな対象者。
この人、本当に頭いいの?と思わされる高学歴な対象者をたくさん見かけるため、その例を簡単に紹介します。
依頼者である奥様から得た情報によると、不倫しているであろうご主人は相当な警戒心をもち、あの手この手と隙を見せない姿勢。
同じ勤務先の女性が話によく出てくる上、生活面においても彼女からの強い影響があるのは確かだったため、その人物が浮気相手だろうとのこと。
浮気の可能性を問い詰めた時には「仮に探偵付けても僕のことは追えないよ」などと吐き捨てたと言います。”証拠は出ない”ではなく”追えないよ”は依頼者も笑ってました。
高学歴でそれに見合った職に就いているため”彼は頭脳派”だと思い込んでいた奥様。「頭のいい主人は自信があるみたいですけど大丈夫そうですか?」と不安気な様子でした。

至極一般的な結末。
クレジットカードの使用履歴から、リピートする店、買い物をする時刻や曜日まで、ある程度の予備情報を入手。
車のトランク内に隠してあったプレゼントのような物から、不倫相手との記念日らしき日付も発覚。当然、そのX-day前後は接触する可能性が高いと言えます。
いざ尾行すれば、頻繁に振り返ってあからさまな警戒行動。やましくない人はそんな行動はしませんから「私は黒です!」と言っているようなもの。
案の定、記念日に接触し、リピートしていた飲食店でデート。散々振り返って警戒していたわりに、人目のある所で同僚と待ち合わせるという、おざなりな一連の行動は笑い話です。
過去に撮影したという社内旅行の写真と照らし合わせ、すぐに女性の名前等は判明したため、浮気相手の素性調査もスムーズそのものでした。

思考力の欠如?
浮気相手の話なんて、ヒントを与えるきっかけになるのだから話すべきではないことは明白。安易に匂わしてくれたことで、女性の素性は早いうちに判明しました。
履歴が残るのに、わざわざクレジットカードを使って証拠やヒントを残しておいてくれるものだから、こちらも予測立てが容易。
危険をかえりみず、奥様の目の届く範囲にプレゼントを隠しておいてくれたから、接触日の予想も簡単。
探偵になって”ど新人の頃”でも、この程度のことは考えられた証拠の数々。自分が彼の立場なら、探偵経験が無くてもこんな判りやすい行動はしません。
しかし、このように”警戒するわりに、まるで考えてないかのような穴だらけの行動”をする対象者はたくさん見ます。

例②運転は丸わかり
高学歴ならではの職に就き、学歴のない私や友人を小馬鹿にする発言が目立つ知人の話。
小馬鹿にする行為もそうですが、言動からも頭が良い人とは思えなかったからこそ、彼の”上から目線”をあまり気にしていませんでした。
そんな彼の運転は最悪で、なぜ事故を起こさないのか不思議なほど。法定速度は守らないし、一時停止は無視。もちろん二段階停止なんて見たことありません。狭い道もレースの如く駆け抜けてましたし、先行車は全て煽る始末。
それは自転車の時も同じで、ルールなんて守りもしない姿勢。後方確認せずに突然道路を横切るものだから、車に急ブレーキをかけさせることもあり、注意したことがあります。
すると彼は「車に轢かれても10-0で圧勝だから気にするほうがおかしい」と笑っていました。
車の運転も「警察に見つからなければ何も問題ない」のだそうです。

典型的なおバカさん
当然ですが「10-0で圧勝」は法律の話です。その前に自分の体がどうなるのか?運転手がどんな人物かは解らない、などは考えていない様子。
車の運転にしても、免許を所持しているのだから速度を出すリスクは承知のはず。まして一時停止がなんのために必要なのかを考えれば、二段階停止を怠るはずがありません。
また、事故があれば警察の介入は確実なのですから、”その瞬間を見られたかどうか”は全く関係ありませんが、それも判っていないようでした。
おバカさんの例として判りやすいので取り上げましたが、このような人種はたくさん見かけます。
勉強で得られる「知識」はあるが「思考力」が無い。故に危険運転をやってのけられるのです。

普段の言動に出ている。
このように”勉強はできるけど実のところは頭は良くない”なんて人は珍しくありません。
お財布の管理ができずに借金まみれの人。あと先考えずにあちこちで浮気を繰り返す人。車の運転が荒い人や、学歴や職業、年収で人を判断する人など。
いずれも少し考えれば判るような程度のことなのですが、考えるのが面倒臭いのか、 本当に思考力が欠如しているのかは判りません。
こういった普段の言動で、頭の良し悪しは明確に見分けられるものです。

学歴不要な業界。
探偵って学歴いらないんだ!と驚いていた人がいましたが、学歴と思考力は全くの別物だと理解してもらえれば納得できるところでしょう。
探偵は思考力や洞察力、予測力など多岐にわたる能力を必要とされ、体力勝負な業務も日常茶飯事なので、どちらかというとガテン系に近いかもしれません。
現代では古いと一笑されてしまう”根性”も必要不可欠なので、ストイックな人が多いのも特徴的な業界。

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