ブログ
真実が、未来を変える。
確かな調査で、あなたの次の一歩を支えます。
カーエアコンの嘘
車のボンネットを開けると様々なパーツが詰め込まれていて、なにがなんだか解りませんが、この中には”無駄なパーツ”は一切ありません。
どれか1つに不具合が生じれば、それは連鎖的に他のパーツの負担を大きくしてしまい、やがて車は動かなくなります。
素人目では、走行することには何ら関係なさそうなパーツでさえ、実際には重要であることも多くありました。
年間の走行距離が一般の3〜5倍と車を酷使する探偵業なので、不具合に直面する機会も少なくなく、些細な故障も無視するべきではないと心得ています。

異常が現れる。
総走行距離15万キロに到達した車両が色々とガタが出始めました。昨年の夏に入ってから非常に困ったトラブルは「エアコンの効き具合」。
走行中は何も問題なかったのですが、信号待ちなどの”アイドリングのみで停車している時”は、車内に温風が吹き荒れる様。
エンジンを稼働させてエアコンを効かせて張り込みできる好ましい環境でも、この不具合ではサウナの中の張り込みに変貌します。
しかし走り出してしまえば通常通りエアコンは効くし、早急に対応しなければならないほどとは感じませんでした。

エアコンガスの疑問。
こういった場合、よく”エアコンガスの不足”が理由に挙げられますが、それは本当でしょうか?
どうしても「エアコンガスって簡単には漏れないでしょ。」と思ってしまうから、納得いかなかったのです。
事実、カーエアコンが効かなくなったのは今回が初めてで、これまでどの車種でも起きなかったトラブル。ガスが漏れるって、そもそも異常事態なのでは?
仮に”よく起きること”だとしたら家のエアコンでも同じことが起きるはずですけど、そんな修理ははほとんど聞いたことがありません。
そもそもHFC134aは大気放出厳禁な種類のガスですから、メーカーが”漏れる構造を改善しないまま”なんて有り得るでしょうか?

専門家に確認してみる。
疑問を投げかけても面倒臭がらずに、いつも正直丁寧に教えてくれる”信頼のおける専門家”に聞いてみました。私自身が愛車の主治医として頼っている方です。
答えは「エアコンが効かない時、大まかに7割はコンプレッサー、2割はファン、残りの1割がガスやその他」だそうです。
ガス漏れでエアコンが効かないのだとしたら、どこかしら漏れる原因があり、その原因を解決しない限りは補充しても再び漏れる。
要するに「ガス補充」はあくまでも応急処置であって”エアコンが効かない”は修理必須の状況なのだそうです。
人体でも「出血してるから」と輸血したとて、傷口など”出血の原因”をどうにかしなければ意味がありませんが、それと全く同じ理屈。

原因判明。
納得できる内容に頷いて、故障した車を診察してもらうと、今回の原因はファンの故障でした。
エンジンを冷却するラジエターというパーツを正しく機能させるためにも関係してくるファンなので、直さなければ危険極まりない部分。
そのまま乗り続けてオーバーヒートでも起こせば、修理代は”中古車を購入できるくらい”に膨れ上がります。
走行時のみエアコンが効いていた理由は、走ることで風が入ってきて冷却される”空冷効果によるもの”で、実にシンプルな理由でした。
正常なら停車中でもファンが風を送り込んでくれるから、エンジン熱も調節してくれるし、エアコンもちゃんと効くわけです。

ガス補充器具。
ファン修理には5万円以上の出費がありましたが、そのおかげで元通りエアコンも効くようになり、快適車内へと戻りました。
せっかくなら”応急処置としてのガス充填”も覚えておきたかったので、後日、器具を購入。
ちなみに、充填依頼をすると相場は5,000〜15,000円程。整備士の人件費やお店の売り上げ等を考慮すれば、妥当な価格帯と言えるでしょう。
ところが補充用の器具は2,000円ほどで買えるし、エアコンガスも1本500〜1,000円程度なので、セルフ整備なら約3,000円で済みます。
今後使うのかも怪しい工具ですが。

エアコンガスの補充を勧める理由。
一部のカー用品店、ガソリンスタンドでも「エアコンガスの補充」を推されることが多々ありました。
それはなぜ?という問いに、愛車主治医は「商売のための嘘八百」と答え、深〜く納得。
実は効果がない水素水やダイエット器具を”個人差がある”と販売することなどと同じ。消費者が納得さえすれば、別に嘘でも構わないという大人の事情です。
このあたりは商売事情ではありふれた話ですから、説明の必要はないでしょう。
エアコンの不具合は、今回のように重大な故障に繋がりかねないリスクを背負っているケースもあります。
ガス充填ではなく、まずは信頼できる専門家に一度チェックしてもらいましょう!
次回更新日:5月22日
【アイビー探偵】
Instagramはこちら
新着情報
過去の記事
- 2026年10月 (4)
- 2026年9月 (4)
- 2026年8月 (4)
- 2026年7月 (5)
- 2026年6月 (4)
- 2026年5月 (5)
- 2026年4月 (4)
- 2026年3月 (4)
- 2026年2月 (4)
- 2026年1月 (4)
- 2025年12月 (4)
- 2025年11月 (4)
- 2025年10月 (5)
- 2025年9月 (4)
- 2025年8月 (5)
- 2025年7月 (4)
- 2025年6月 (4)
- 2025年5月 (5)
- 2025年4月 (4)
- 2025年3月 (4)
- 2025年2月 (4)
- 2025年1月 (5)
- 2024年12月 (4)
- 2024年11月 (5)
- 2024年10月 (4)
- 2024年9月 (4)
- 2024年8月 (5)
- 2024年7月 (4)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (5)
- 2024年4月 (4)
- 2024年3月 (5)
- 2024年2月 (4)
- 2024年1月 (4)
- 2023年12月 (5)
- 2023年11月 (4)
- 2023年10月 (4)
- 2023年9月 (5)
- 2023年8月 (4)
- 2023年7月 (4)
- 2023年6月 (5)
- 2023年5月 (4)
- 2023年4月 (4)
- 2023年3月 (5)
- 2023年2月 (4)
- 2023年1月 (5)
- 2022年12月 (5)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (5)
- 2022年8月 (4)
- 2022年7月 (5)
- 2022年6月 (4)
- 2022年5月 (4)
- 2022年4月 (5)
- 2022年3月 (4)
- 2022年2月 (4)
- 2022年1月 (5)
- 2021年12月 (5)
- 2021年11月 (4)
- 2021年10月 (5)
- 2021年9月 (4)
- 2021年8月 (4)
- 2021年7月 (5)
- 2021年6月 (4)
- 2021年5月 (4)
- 2021年4月 (5)
- 2021年3月 (5)
- 2021年2月 (4)
- 2021年1月 (5)
- 2020年12月 (4)
- 2020年11月 (4)
- 2020年10月 (5)
- 2020年9月 (4)
- 2020年8月 (5)
- 2020年7月 (6)
- 2020年6月 (6)
- 2020年5月 (6)
- 2020年4月 (6)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (5)
- 2020年1月 (6)
- 2019年12月 (6)
- 2019年11月 (6)
- 2019年10月 (6)
- 2019年9月 (6)
- 2019年8月 (6)
- 2019年7月 (5)
- 2019年6月 (6)
- 2019年5月 (6)
- 2019年4月 (6)
- 2019年3月 (6)
- 2019年2月 (5)
- 2019年1月 (7)
- 2018年12月 (6)
- 2018年11月 (6)
- 2018年10月 (6)
- 2018年9月 (6)
- 2018年8月 (6)
- 2018年7月 (10)
- 2018年6月 (10)
- 2018年5月 (10)
- 2018年4月 (10)
- 2018年3月 (10)
- 2018年2月 (10)
- 2018年1月 (9)
- 2017年12月 (15)
- 2017年11月 (15)
- 2017年10月 (15)
- 2017年9月 (15)
- 2017年8月 (15)
- 2017年7月 (15)
- 2017年6月 (15)
- 2017年5月 (15)
- 2017年4月 (15)
- 2017年3月 (15)
- 2017年2月 (14)
- 2017年1月 (14)
- 2016年12月 (16)
- 2016年11月 (14)
- 2016年10月 (15)
- 2016年9月 (14)
- 2016年8月 (16)
- 2016年7月 (14)
- 2016年6月 (15)
- 2016年5月 (15)
- 2016年4月 (14)
- 2016年3月 (15)
- 2016年2月 (9)
- 2016年1月 (15)
- 2015年12月 (15)
- 2015年11月 (16)
- 2015年7月 (2)
- 2015年6月 (2)
- 2015年5月 (9)
