ブログ

真実が、未来を変える。
確かな調査で、あなたの次の一歩を支えます。

成長しない若者の心理

探偵は一般的な職業とは大きく違う仕事ばかりで、どちらかというと警察業務に近いところがあるでしょう。

故に”引退した警察官の仕事”としても知られていますが、一般出身の方もたくさんいて、求人も一般から集めます。

あまりに普通とはかけ離れた職業なので、未経験の新人を育てるのにも大変な労力。

まず「自分で考える能力」は欠かせません。職場で「これ、どうしたら良いですか?」などと聞くタイプの方は探偵には向いてないと言えます。

最近の”コスパ重視”な姿勢

他職種の社長さんや管理職の方々と話していても、近年の若者がもつ”仕事への姿勢”には、理解できないところがたくさん。

合理性やコストパフォーマンスを求めすぎて、その他のことを無視しすぎている偏りの強さが目立ちます。

例えば「トラブルになり得るから、言われたこと以外の仕事はしない」もよく耳にする姿勢。勝手な気回しで不都合が起きたら、トラブル解消の仕事含めお互いに無駄な時間が発生し、コスパ悪いよね…という理屈です。

我々40代の世代にあった「給料以上の仕事はしない」精神によく似ていますが、どちらも主観的で、全体像が見えていない自己中心的な意見。

頑張ったところで環境が良くなるわけでもない…という根本的な発想はどちらも同じでしょう。ネガティブで傲慢ですから、成功する未来は到底浮かんでこない思考です。

若い新人調査員のミス①

業務が業務だけに、基本的には新人に多くを任せることはしません。先輩に張り付いて、とにかく学んでいってもらうのが基本。

すでに半年近く学んでいた新人探偵K君は、ある調査で”張り込み”を任されました。

対象者が入っていった居酒屋は出入り口が多数あったため、先輩達とは別れて張り込む必要があり、1人で監視してもらうことに。

「ここを張り込んでくれる?」という言葉に、意気揚々と「わかりました!」と答え、「大丈夫?」という問いに「任せてください!」と張り切っている様子だったそう。

張り込みの意味。

どんな環境の張り込みでも共通しているのは、対象者が現れたら「どこから出てきたのか」が判るように撮影しなければならないこと。

居酒屋から出てきたのなら、それが判るように撮影しないと「居酒屋なんか行ってません」と言い逃れされてしまうからです。

その情報が必要か不必要かは関係なく、行動を逐一撮影することは調査においては鉄則なので、撮らないなんて選択肢はありません。

必要なさそうな場面でも後々重要になることさえありますから、その場で安易に判断するのはNG。変化が起こるたび、必ず撮影しておきます。

そして対象者を追跡しながら、他の場所を監視しているスタッフに「出た」という旨と「◯◯方面に徒歩で移動」などの情報を共有。どの現場でも共通の流れです。

新人から連絡が来る。

数時間の張り込みを経て、チーム全員が閲覧できる連絡網に「対象者が出ました。」との通知がKくんより入ります。

連絡を受け、各スタッフが機材などを片付けて、急いでK君の張り込み位置へと駆けつけました。

K君からは「今どこを移動しているのか」が送られてくるはず…だったのですが、駆けつけたその時もまだ張り込み位置にいたそうです。

居酒屋を出てから移動せずに立ち話をしている対象者も珍しくないため、そのパターンかも?と辺りを見回しながら合流。

前代未聞のスルー事件。

しかし対象者がどこにも見当たらないため、K君に確認すると「もう出ましたよ」と答えたそう。

…うん、出たのはわかったけど、今どこいるの?と聞けば「さぁ?あっちのほう歩いて行きましたけど。」と答える始末。

「出るのを確認して、追跡していない」という前代未聞の事態に現場は騒然。さらにカメラを確認したら、撮影もしていませんでした。

なぜ!?と焦る先輩達を目の前に、彼は「ここを張り込んでと言われたから、張り込んでました。」と平然と答えます。

聞けば「撮影しろ、追跡しろと指示されていない」とのこと。確かに「張り込んで」しか言ってないけど、彼はそれまで半年近く何を学んでいたのか…さっぱり解りません。

新人探偵のミス②

夕方に対象者が仕事から帰宅、夜遅くに再出発するようだから、それを追跡してほしい…という内容の調査。

普段から全然帰宅しない対象者のために、車両へのGPS設置は”当日夕方の帰宅後〜出発までの間”に行う予定でした。

設置の際は、当然誰にも見られないように注意を払い、ドライブレコーダーの駐車監視や自宅監視カメラにも気をつけます。

仮に、何も知らない今日来たばかりの新人に設置を頼んだとしても、当然ながら忍者の如く仕掛けに向かうはずでしょう。

普通に歩いていたほうが目立たないならそうしますし、立地や環境によりけりで対応を変えます。

もはや教わるほどのことでもありませんが、それらも細かく言語化して数ヶ月間みっちり教育していました。

GPS設置を任せる。

立地的な事情から、定点カメラの設置や暗視カメラの仕込みなど、諸々バタついていた準備時間。

研修期間3日でも問題なくできるであろうGPSの設置業務をこの時、5ヶ月は学んできているR君に任せたそうです。

「全然余裕です!」と自信満々にGPSの下準備を整え、「行ってきます!」と徒歩1分の対象者車両へと向かいました。

まもなくして、怒鳴り声が響いてきたそうです。なにやら揉めているような声の雰囲気を感じ、スタッフ達は嫌な予感を感じたそう。

そっと確認しに行ってみると、例の車両の前でR君と対象者が口喧嘩をしていたのだとか。

…なぜ…対象者と接触してる…(゚д゚lll)と事態が飲み込めないまま、とりあえず止めに入る先輩スタッフ。

状況整理。

GPS設置を任されたR君は対象車両にスタスタと歩いて近寄っていき、車の下に潜り込んで取り付けを完了。

しかし、エンジンこそかかっていなかったけど運転席には対象者が乗っていて、前方から歩いてくるR君を見ていたのだそう。

知らない若者が自分の車のそばまで来て、下に潜り込んだと思ったら、カチャカチャ音がして、涼しい顔して立ち去ろうとした。

だから「何をしてるのか」と声をかけた。と話す対象者。それは誰でもそうしますよね…と頭の中で納得する先輩陣。

これまた前代未聞のトラブルでしたが、とりあえず落ち着いてからR君へ事情聴取。

ずっと新人でいるつもりなのか?

取り付けてこいと言われたから、取り付けに行った。今日は「よく確認しろ」とは言われなかったから必要ないのかと思ってた。運転席に誰もいないのかは確認していない。

これが彼の言い分でしたが、そのプロ意識の低さには驚きを隠せません。

探偵を目指して研修を受けている彼が、何1つ確認せずに、注意力散漫のままリスキーな取付業務を行ったことに驚愕。

もはや”指示どうこう”のレベルでも無ければ、考えているか否かの話でもなく、当たり前すぎる”注意”を怠ったことが、我々には解りません。

言い訳なのか、本音なのか。

どちらの場合も「◯◯しろ」という指示が無かったから…という言い分を立てていた彼ら。

仕事の流れを学んできたというのに、今日は指示を受けてない…というだけで、やらない選択肢が出てくること自体に理解が追いつきません。

毎晩「頭と身体を洗って」と教えられてきた子が、ある日「シャワー浴びてきな」と言われ、洗えとは言われてないから洗ってない。お湯を浴びただけ。…なんてことあるのでしょうか?笑

カレーを目の前にして「ごはん食べな」と言われたら、ルーとサラダには手を出さず、ごはんだけ食べるとでも?

もちろん探偵としての「1人立ち」はあり得ないため、彼らが現場に立つことは二度とありません。

意味を履き違えてる。

FJクルーザーという車は、ミラーを手動式にするなど”電気駆動を最低限にすること”で、ある条件下での合理性を目指しました。

インフラの整った環境ではむしろ不便極まりない部分。しかし求めているのは”故障リスクを1つでも減らすこと”だから、結果として”最低限の機能”は合理的なのです。

当然ですが”最低限が合理的”なわけではありません。状況や環境によって、何が合理的なのか?は大きく変わりますし、視点が違えばまたそれも変わります。

「言われたこと以外はしない」のを”トラブルを避けるため”と言う人が増えましたが、それは全てに当てはまる”答え”ではなく、合理的でもありません。

正しくは「そういう場合もある」ですし、そもそもかなり限定されたやり方になるでしょう。完全に”履き違えた解釈”です。

頭が良いと思い込んでるだけで思考力がない

これら全ての事例は、アイビー探偵の新人スタッフではなく、他社の新人研修を半ば強引に委託された時の話。

しかし、責任は当然ながらアイビー探偵に問われることとなり、大きな損失となりました。

当の本人たちは「指示されてないし悪くない」と反省をしないことから、これは成長しない…と元会社でも解雇されていましたが、当然でしょう。

ちなみに最初は”彼らが変わってる人だった”と思ってましたが、やがて「こういう人種」が増えているのだと知りました。

「情報ばかりで頭でっかちのワガママが増えた」と話していた友人。すごく上手にまとめた言葉だなと感じます。笑

法律が、エビデンスが、と情報を武器にしたがりますが、自分都合を通すために使っているに過ぎません。

“情報を知ってる”だけで、全く考えてないし、理解もできていないため、誤った使い方になっているパターンを多々見受けます。せっかく新しい感性を持っている若者だというのに、実にもったいない!

成長しない心理

勤務歴1年も経たずに古株のような風格をアピールする人が増えた、と話す工場経営の社長さんの話に共感したこともありました。

自信満々であり、反省はしない。どちらも成長をしない人特有の情緒。

自分の能力に満足すれば、それ以上の成長は望めません。ミスを反省しなければ改善しないのだから、やっぱりそれも成長を阻害します。

褒めて伸ばす!みんな主役!みんな1番!と接すれば、ポンコツでも「自分はできている」と勘違いし、満足感で満たされて成長しないのは当然。

見えていたはずの結末なのに、一部の”甘やかし推奨派”がそういう教育を推し進めてしまった結果とも言えるでしょう。甘ったるい世界から突然、煮えたぎる厳しい世界に来ても、適応できるわけがありません。

努力は”自信がない”がベースになる。

ちょっと自信がない人は努力をするから伸びるし、反省する人は次に活かせる人。ミスは仕方ないけど、心の持ち方は非常に重要です。

自分に満足し、指摘されても相手のせいにしたり自分が悪いわけではないと考えていては、いつまでも進化しません。

これは若者に限らず、どの年齢層にも当てはまる「成長できない人特有の心理」ですが、最近の若者に増えてきたこととして危機感を感じます。

仕事だけならずプライベートも同じですから”人として成長すること”を追い求めてほしいと切に願ってるのは私だけではないでしょう。

 

 

 

 

次回更新日:4月17日

 

 

 

【アイビー探偵】   

Instagramはこちら

\ この記事をシェアする /
過去の記事