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誰もが関わる暗殺者

◉本日の隠しアイビースタンプ6つ

★マークの写真内に「アイビー探偵」の文字が隠されています。探してみよう!

ある調べによると、多くの人が「たかが虫歯」と考え、歯科通院は優先順位が低いんだとか。

私もそうだったのでよく解りますが、実は虫歯で死ぬことがあるのご存知ですか?

過去を見返しても、源頼朝や徳川家茂も虫歯が原因だったのでは?と言われています。

そして医療が発展した現代でも、相変わらず虫歯が原因の死亡例はあります。2011年にアメリカで24歳男性が、2014年にイタリアの18歳の少女が、というのは世界的にも記事になっていて結構有名な話。

公表こそされてなくても日本国内でもいると歯科医さんから聞きました。首から下へ菌が回れば、致死率は20%だと言うのですから、虫歯菌の戦闘力は結構なもの。

何を隠そう私も“殺されかけた“1人。医師からは「病院に来なかったら明日は死んでたよ。」と言われたほどでした。

親知らずに注意。

暗殺者が潜んでいたのは目立たなくて見落としがちなあそこ。露出してない、あるいは少ししか露出してない。そして無くても良い、一番奥にあるあの「親知らず」という歯です。

これは歯磨きでは清潔に保つのが難しかったり、ちゃんと対策してても虫歯になることが多い部分。だからこそ前もって抜歯手術で取り除くことも少なくありません。

しかし手術は結構大掛かりで、顔は腫れるし、費用もそれなり。肉体的、精神的ストレスだってかかります。それ故に「わざわざ抜歯手術はしない」という人が多いのも現実。

歯科医によると、親知らずが虫歯になっても気付けないケースは多いとか。そして最悪の場合、私と同じことになるそうです。この先の体験談を読んでも抜歯手術をしないという選択肢を選ぶ人は、強者か不精者か…(´∀`; )

松原医院

最初はなんだかわからない。

ある日、食事をしようとしたけど口が開きませんでした。指1本くわえられるかな?くらいしか開かないし、なんだか熱っぽい。検温したら39度台で、とにかく横になって休みます。

あっという間に2日目で、仕事から帰った奥さんに促されて、かかりつけ医の内科へ。

診察10秒で「ここでは処置できません。」と、耳鼻咽喉科を紹介されました。言葉足らずで冷たく感じたけど、今思えば先生は命の恩人。ここで違う判断をくだされてたら私はもういなかったのですから。

言葉足らずな先生に代わって、看護師さんからは丁寧に「このまますぐ耳鼻咽喉科に行って。」と説明を受けます。指示されたとおり車を10分程走らせて耳鼻咽喉科に行きましたが、診察室では口が開きません。

なぜか不機嫌そうに舌打ちされたり、「もっと上むいて!」と怒鳴るように指示されながら、チューブカメラを鼻から通されます。

感じ悪いけど腕は良い医者ということで有名だったので、ここは我慢。内心、表に引きずり出してやろうかとか思ってたのは内緒です(^_-)

最後の夜になる可能性。

怒鳴るように「紹介状書くから、今すぐ大きな病院行って!」と医師。すでに夕方だし(当時)幼稚園児の子どもを留守番させてるしで、色々悩ましい状況。

うちの奥さんが「明日じゃなく今すぐですか?」と聞き返すと、さらに怒鳴られました。「明日じゃ死ぬよ!」と。

なにそれ、怖っわ!ていうかなんで偉そうなん?二度と来ねぇ。と思いながら、大きな病院までドライブ。運転中に何かあったら困るので、奥さんが運転してくれます。

すっかり夜遅くになってしまってたけど、紹介状を持って夜間診療で駆け込みました。高熱で意識朦朧の中、あれこれ色々されて、気がついたら病室。点滴に心電図?に色々付けられてました。

数日間は意識朦朧。

そこから数日間は検査や診察。とにかく色々と調べてましたが、それは原因を探っていたからではありません。治療方法を探っていたみたいです。

喉は塞がりかけて、ろくに呼吸はできない。薬剤を噴霧しながら呼吸器みたいのを口に付けられ、15分おきに痰の吸引。頻繁に看護師さんも確認しに来てくれます。

あれ?これ、結構やばい状況?ただ事じゃない雰囲気ですが、意識朦朧だし、ずっと眠ってました。断片的な記憶しかありません。

数日間、定期的に誰かが手を握ってくれてたので奥さんかと思ってたのですが、ふと目を開いた時に看護師さんだと知ります。意識の反応などを見ていたのでしょうか。

何も聞けずにまた寝落ちしてましたが、多分生きてる人だと思います(^^;)幻覚だったのかな。なんか違う世界を見てたのかなぁ。

問題なのは治療方法。★

やがて熱は落ち着き、鏡を見せられて衝撃を受けます。

口元から喉にかけてが風船のようにパンパンに腫れ上がって「誰?」という状況。

そういえば、入院まではずーっとマスクつけてたから、自分では腫れてることに気付きませんでした。ある程度、時間が経って腫れが大きくなったというのもあるようです。

そこで説明を受けました。まとめると…親知らずの虫歯が化膿して、その膿が下顎全体に溜まってる。歯がほぼ露出してないところだから虫歯に気付かなかったみたい。腫れが気管を塞ぎかけてたけど、入院後の処置でギリギリ大丈夫だった。そういう内容です。

そこでまた「半日でも病院に来るのが遅かったら確実に死んでたよ。」と言われました。そして「これから治療だけど…」と選択を迫られたのです。

3択から選ぶべし。★

①1ヶ月以上かかるし、治るか解らないけど、内服と点滴で治療。もちろん気管閉鎖のリスクがあるから退院はできない。ストレスや体への負担は小さいけど、時間も入院費もかかる。

②全身麻酔をして顎下(喉の上)をパックリ大きく切開。そこの病院では前例が無いので、費用はかかるし成功する確率も微妙。2回やるかもしれない。それなりに体への負担はかかるし、大きな傷が残る。まるでゾンビみたいな傷の顔になれるらしい。

③膿のせいで部分麻酔できないため「麻酔なし」で顎に穴を空けて、チューブを差し込む。チューブを通して数日で膿を抜く。麻酔なしだから激痛に耐える必要がある。ただし最短時間、最安費用で処置できる。

お財布事情があるし。★

できれば①を選びたかったのですが、当時は起業1年目。

サラリーマンではない以上、有給休暇はないし、仕事に行けない時間=赤字。休みなしでフル勤務したって不安なのに、仕事ができなくて副社長に負担をかけてる状況で、すごく申し訳なく感じてました。

奥さんも入院がどれくらい長引くのか?費用はどれくらいかかるのか?お見舞いに来るたびに金銭的にも心配をかけてました。

「最短は?」と確認すれば「麻酔なしで穴あけ」と即答する先生。痛みに耐えられず失神したらダメらしく、なんとしても意識を保っていなきゃ…という説明も。

意識を保たないとできない手術なんてあるんだ…。ていうか意識失うとか、そういうレベルの激痛ですか?不安で色々聞いてみたら「あなたは耐えられそうだから」と提案したけど、普通は提案すらしない事なんだそう。

お…お目つけ、あ、ありがとうございます(ーー;)

そりゃ3番を選びますよね?笑★

奥さんの不安気な表情。副社長への負担。色々考えたら、そりゃ最短コースの③麻酔なしで穴あけを選ぶしかないですよね?泣きたい気分でした。笑

そうして麻酔なしでの手術が始まります。首の上(顎の下)メスで少し切開するだけでも激痛なのに、そのあとキュイーンと何かで穴を開けて、ストローみたいなチューブを穴からグリグリ。15cmくらいねじ込むように押し込んで、下顎の工事を約40分。

先生は手術中ずっと「飛ばないで!意識保って!頑張って!」って叫んでました。痛いとかそういう次元ではなく、体験したことのない激痛。暗くなりかける視界(意識)を保つことに必死です。

痛すぎて痛みと違う何か(脳みそが感電してるみたいなビリビリ)を感じてたけど、2度と体験したくない拷問ですね(^^;)思い出しただけでも吐きそう。笑

ちなみに工具片手に「情報を吐け!」と拷問されるなら、ワタクシぜーんぶ喋ります♪拷問する時点で生かして帰す気ないでしょうから、楽に逝けるほうが良いと、映画を観てるといつも思ってました。

黒帯

抜けきらなかった。

実はそれでも膿は抜けきらず、数日後やむなく2度目の手術台。今度は残ってる膿をグリグリとチューブのほうへと送り出す”ただの力技”。顔面を押し潰されたりグリグリされたり…俺は何されてん?これは医療なの?笑

口が開くようになったから、口腔内もメスで切って吸い出します。膿が出てくるくらいなので、歯茎を結構深くザクザクと…ドリルも使いました。もちろん1回目ほどの激痛ではないので、耐えられます。

道場の昇段試験で100人組手があり、ボコボコにされても立ち続け、闘い続けなきゃいけない…なんて公式の集団いじめみたいなアレよりは楽でした。笑

そうして膿を出し切ったら、やっと部分麻酔。初めて麻酔の素晴らしさを感じた瞬間でした。その後、チューブを抜いて、縫合してもらって終了です。最後の最後だけ麻酔って…優しさかな?笑

退院後は親知らずの抜歯。

これで終わりではありません。根本原因の「親知らず」を抜歯しないことには安心できないですからね。

体への負担が大きいらしく、普通は1回につき1ヶ所。多くても2ヶ所同時に抜歯手術を行うそうです。

あんな手術の後ですから怖いものなんてありませんよψ(`∇´)ψ  頼み込んで4ヶ所同時、全ての親知らずを一気に抜歯してもらいました。これ以上、奥さんに金銭的な不安かけられないし。

まるで工事現場みたいにガガガッと掘ったり、ペンチみたいのでバキバキッ!とこじったり。音も不愉快だし、なんだかただの力技にしか見えなくて、技術は感じませんでしたが、なんてったって「麻酔あり」(*^▽^*) 屁でもないです♪笑

間接的な影響も。

今回のケースとは違い、虫歯菌が血液中を巡って病気を発症する例もあります。

心筋梗塞や多臓器不全、敗血症など多岐に渡り「実は虫歯菌が原因」の病気は山ほどあります。

また口腔内の虫歯菌が血流にのって脳に入った時点で死に直結することもあるそう。

口腔内の状態が悪いと、メンタルも悪いという論文も一躍有名になりました。体だけでなく、精神面にまで影響を与えることが決定的になってきてるのです。腸内細菌の種類によってもメンタルが変わるという発表もありましたね。

病気になる根本原因はわからないことが多いです。しかし腸内環境や口腔環境で、健康状態、精神状態が大きく左右されると最近はわかってきてるのです。

食べ物次第で人の性格が変わる…という話も非常に興味深いですが、それはまた別の機会に紹介します。

人の体は食べ物次第。★

不健康な人、メンタルが弱ってる人を観察すると、確かに…と納得する部分も多いです(^^;)

辞めていったスタッフの中にも、性格が祟ってメンタルが崩壊してた人がいますが、不衛生かつ不摂生でした。もちろんスポーツなど体を動かす、鍛えるなんてことはしてませんでしたし。

「それ食ってるからでしょ…」とか「不衛生だからでしょ…」と、本人に言っても響かないことが多いです。少し体動かしたら?なんてのも、気にしない人にはただの戯言。

親知らず、しかも露出してない部分は、どうにも対応できませんでしたが、念入りに歯磨きするタイプでもこうなるんです。口腔環境には気をつけてください。

奥さんにも助けられた?★

家で寝込んでたあの日、元々のスケジュールでは奥さんの母方の実家(東北地方)へ行く予定でした。法事のような避けられない大切な用事です。

私が寝込んでるなら、奥さんと子ども達だけで行けば良かった話。それを「行かない」と選択し、仕事終わりなのに奥さんは私を病院へと連れて行ってくれたのです。

うちの奥さんがその選択をしてなかったら、私はあのまま寝室で寝てたはず。そして呼吸できなくなって死んでいた。なんだか不思議な感覚だなと時々思います。きっと人生にいくつかある大きな分岐点だったのでしょう。

そんな話で夫婦で盛り上がってたら、奥さんは「東北まで8時間も運転したくないし!」とポロっとこぼしましたよ。なにぃー!そっちかー(´⊙ω⊙`)笑

酒蓋の9

私は秋に注意!

あの後すぐに、うちの奥さんも親知らずの抜歯をしてました。あの惨劇を一部始終見てましたからね(^^;) 私は絶対耐えられない!と、爆弾である歯を抜いてましたよ。笑

過去にも記事にしたことがありましたが、今回リニューアルして更新しました。2年連続で緊急入院した苦い思い出です。

歯磨きしない悪い子にこのエピソードを読み聞かせてあげてください♪きっと死に物狂いで歯磨きしてくれるか、眠れなくなるかのどちらかです♪

 

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次回更新日:7月14日

 

 

 

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